■ ID | 432 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 深谷断層の活動時期-吹上 −大里地区ボーリング調査による検討− |
■ 著者 | 水野清秀
(独)産業技術総合研究所 杉山雄一 (独)産業技術総合研究所 須貝俊彦 東京大学 松島紘子 東京大学 八戸昭一 埼玉県環境科学国際センター 中里裕臣 (独)農業工学研究所 細矢卓志 樺央開発 |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本第四紀学会2004年大会、平成16年8月4日 |
■ 抄録・要旨 | 山口ほか(1999)による反射法探査によって、吹上−大里間の荒川河床付近に深谷断層が続いていることが示された。そこで、荒川より南西側(OS-A、B:約40mと約20mの2本)および北東側(GS-FK-1:深度約173m)でボーリング調査を実施し、断層イベント時期を推定した。
GS-FK-1は層相と花粉分析などの結果から一連の海退-海進(寒暖)に対応した5つの堆積ユニット(U1〜U5)に区分でき、最下部ユニットは酸素同位体比ステージ11にあたると推定された(平均的な堆積速度は0.4m/ky程度)。一方、OS-A、Bには液状化層のほぼ直上の層準に地表に噴出したと見られる薄い砂層が堆積していたことから、2,800yBP頃に強い地震動があったことが推定された。また、このときの上下変位量は堆積面がもともと水平であったと仮定すると、3〜4m程度に及ぶと推定された。 |
■ キーワード | 深谷断層、ボーリング柱状図、活断層 |
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